よくあるご質問

シリコーン樹脂とシリコーンゴムの違いは?
シリコーン樹脂は、シリコーンレジンを意味します。シリコーン樹脂がシリコーンオイル、シリコーンゴム、シリコーンレジンの総称として使われることがありますが、総称としてはシリコーンが適切です。
シリコーンゴムは、室温でゴム弾性を有するエラストマーです。市販のシリコーン製キッチン用品などはシリコーンゴム製品であり、食品衛生法では「ゴム」に分類されます。
シリコーンってどうやって作られるの?
金属ケイ素とメチルクロライドに代表されるハロゲン化アルキルとの反応により、アルキルシラン類が合成できます。得られたシラン化合物のなかで、シリコーン製品の原料として最も利用価値のあるジメチルジクロロシランを加水分解して、ケイ素と酸素からなるシロキサン結合を有するシリコーンポリマーが得られます。代表的なシリコーンポリマーは、ケイ素にメチル基を主体とした有機基が結合したジメチルポリシロキサンが挙げられます。
シリコーンゴムって何?
生ゴム状の高重合度ジメチルポリシロキサンと、補強材としての微粉末シリカを基本成分として、各種添加剤を配合してシリコーンゴムコンパウンドが得られます。このコンパウンドに有機過酸化物や触媒などの加硫剤を使用時に添加して加熱硬化すると、シリコーンゴムが得られます。
調理用シリコーンゴムの特長は?
耐寒性に優れていることから、-40℃の冷凍庫や冷蔵庫に保管しても硬くならず、割れることもありません。このように、ゴムの特性が維持されるため、内容物の容器からの出し入れなどが容易な材料です。また、一般の有機系ゴムと比べると耐熱性にも優れ、シリコーンゴムの処方や使用条件によって異なりますが、一般には約260℃までの高温で使用可能な材料です。さらに離型性に優れることから、食材などがくっつきにくく、調理時の取り扱いが容易な材料でもあります。

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